地域おこし協力隊 松浦秀平さんの5月の活動

もくもくハウス木工ワークショップ「木の貼り絵どうぶつキーホルダー」

5月6日。
雨の降る一日でしたが、もくもくハウスでは「木の貼り絵どうぶつキーホルダー」ワークショップが開催されました。焼きペンと木の貼り絵を組み合わせたキーホルダーづくりに挑戦する参加者の中に、ある少年がいました。

「あの…剣みたいな細長い木ありますか?」
ワークショップで木に触れているうちにアイディアが湧いてきたとのこと。松浦さんが希望通りの木材をプレゼントすると、目を輝かせながら紙やすりで木の表面を削り、アイディアを形にした少年は、笑顔で帰っていったそうです。雨の中でも心は晴れ晴れ、爽やかな気持ちの一日になったそうです。

市民参加の新たな森林づくり・植樹祭に向けた準備

5月15日。
研修先の津山木工センターで、植樹祭に向けた準備を着々と進める松浦さん。

  • 標柱の製作
    • 「わたしの記念植樹」をテーマに、誕生記念・結婚記念・開業記念などのメッセージをしるす標柱づくりを担当。
    • 長さ2メートルの角材を使用し、上部は斜めにカットして雨水がたまらない工夫を施しました。
    • 外装用の塗料を何重にも塗り重ね、想いのこもった標柱を美しく保つための工夫も。
  • 木工ワークショップの準備
    • 植樹祭にちなんだ「ある願い」を表現する作品づくりの準備も進行中。

春の植樹祭と木工ワークショップ

5月25日。
前日夜から降り続いていた雨がやみ、植樹祭が始まる頃には太陽の光が差し始めました。

この日は「記念植樹チーム」のお手伝いとして、松浦さんが製材から塗装まで携わった「記念植樹用の標柱」が設置される瞬間を見届けることができたそうです。入学や就職、結婚、初孫誕生など、さまざまな記念を胸に植樹を終えた方々が、爽やかな笑顔で標柱を見つめる姿がとても印象的だったそうです。

また、木工ワークショップ講師として「マツのキャンドルスタンド」をテーマにワークショップを開催しました。登米市が誕生して20年を迎え、これまでの植樹祭で植えられた木は14,000本に。土砂災害や地球温暖化を防ぎ、私たちを守り、癒し、育んでくれる森林になることを願いながら、この日も1,000本のカラマツを植えたそうです。それらがすくすく育ち、未来を照らす希望となるように、ワークショップでは、キャンドルの灯りに祈りと願いを込めました。


松浦さんの成長と地域への想い

松浦さんは木工芸支援員として、木工ワークショップや植樹祭を通じて地域の人々と交流を深めています。移住者ならではの新鮮な視点で地域の魅力を発信し、子どもたちや市民の笑顔を引き出しながら、登米市の未来をつくる一歩を着実に歩んでいます。

これからも地域とともに歩みながら、新しいチャレンジを続けていく松浦さんの活躍が楽しみです。
(文責:一般社団法人BANSOU 氏家)


松浦さんのInstagram(tometome_ma2)でも活動の様子がご覧いただけます。

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