こんにちは、管理人の氏家です。
登米市地域おこし協力隊・木工芸支援員として活動されている高田由美さんの11月の活動レポートをお届けします!11月は、来年度の活動に向けた準備や、幅広い世代との交流、そして専門的な技術研修に精力的に取り組まれた月となりました。
次世代へのバトン:教育現場・協力隊希望者との連携
11月は、登米市の木工芸の未来を見据えた、重要な打ち合わせや交流が多くありました。
👩💼 協力隊希望者との交流
10月27日には、地域おこし協力隊の希望者である方と打ち合わせをされました 。希望者は、SNSでの情報発信に重きを置き、「もくもくハウスの商品を広めていきたい」という考えだったそうで、高田さんとは違った角度からの捉え方に新鮮さを感じたようです。
後日、希望者の方は工場見学にも訪れ、実際の作業場をご覧になりました。高田さんの経験が、未来の協力隊員にとって良い参考になれば嬉しいですね。
🎨 佐沼中学校の美術の先生との顔合わせ
11月20日には、佐沼中学校の美術の先生と顔合わせをされました。中学校では2年生の授業で木工が必ずあるそうで、「地域材を使用したもので活性化」できないかとのお思いがあるようでした。 高田さんは、ご自身のInstagramを見た先生からお声がけいただいたことをとても嬉しく思っており、今後、地域や生徒に役立つことを一緒に考え、力になれるよう話し合っていくとのことです 。
🧑🏫 キャリア形成支援業務のシミュレーション
11月26日には、令和7年度の小中学校へのキャリア形成支援業務の打ち合わせと、当日の工程のシミュレーションを実施されました 。 各行程が5分作業という制約の中でのシミュレーションでは、高田さん自身が普段作業しているため難しさを感じない部分でも、組み立て作業が一番難しいという意見が出たそうです 。実際にやってみて初めてわかることが多く、今回のシミュレーションが本番に向けて活かされることでしょう。
技術を深める専門研修とWS開催
🌲 グリーンウッドワーク指導者養成講座に参加
11月22日〜24日の3日間、「グリーンウッドワーク指導者養成講座」に参加されました 。
これは、生木を利用した養成講座であり、同じ志を持つ人が集まった貴重な機会だったようです。研修は、受講生が将来指導者として活動することを考慮した内容で、非常に中身の濃い3日間だったようです。年代や地域を超えた参加者や先生方との繋がりができ、今後の活動に活かしたいと意欲を見せています。
🪵 2つのワークショップに参加・開催
- こめまるWS:11月15日に「こめまるWS」に参加し、お箸や広葉樹丸太のキーホルダー作りを指導されました。体育館での開催で参加者は少なかったそうですが、お話しに来てくださる方もいて、楽しい時間を過ごされたとのことです 。
- 木と糸の会 行燈WS:11月28日には、「木と糸の会」で行燈(あんどん)のワークショップを開催されました 。高田さんは木枠の部分を製作されましたが、材料準備に四苦八苦される場面もあったようです。参加者各自が和紙や布、手書きのステンシルを持ち寄り、素敵な作品が完成したことに高田さんも感動されていました。
日々の研鑽と地域活動
🛠️ 木工センターでの研修・自主練
11月も木工センターでの研修を欠かしませんでした。
- 製品制作・修正: 名刺ケース、お弁当箱、六角小物入れ、コースター、おにぎりプレート、第二の心臓くん、ダブルペン立て、バインダー、マウスパットなど、多岐にわたる製品の製材や仕上げを行うことで技術を磨いているようです。
- 自主練: トレーWS用、JMTC様行燈WS用、一般的な行燈WS用の製作も自主的に行い、ワークショップ準備に励んでいました。
11月は、多忙な中でも未来の担い手や地域の皆様との繋がりを大切にし、技術を磨くという、非常に充実した活動月でした。特に教育や後継者育成に関わる活動は、高田さんの協力隊としての大きな経験になるはずです!



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