こんにちは!BANSOUの氏家です。
秋が深まり、登米市も肌寒い日が増えてきた10月。地域おこし協力隊の松浦さんにとっても、一つの大きな節目を迎え、また新たな挑戦に向けて準備を進める、実りの多い月となりました。その活発な活動の様子をご紹介します!
学び舎からの巣立ちと未来への一歩

松浦さんは10月14日、「みやぎ森林・林業未来創造カレッジ 広葉樹ビジネス講座(2年コース)」の最終回を受講されました。広葉樹についてほとんど知識がない状態からスタートした2年前を振り返り、当初は戸惑いもあったとのこと。
しかし、この2年間でフィールドワークや家具製作に熱中し、四季を通じて五感をフル活用して学んだ経験は、松浦さんにとってかけがえのない財産となったようです。



特に「木工で生計を立てる」という言葉の重みを日々感じ、「小さな幸せの種」を大きな木に育てるように、学んだことを仕事に落とし込むことの大切さを再認識されたとのことです。
そして、この学び舎での経験を活かし、11月15日(土)には、思い出の場所である林業技術総合センターの一般公開日に、木工ワークショップとして出展されることが決定しています!まさに学びを実践へとつなげる、未来への第一歩となります。
地域のイベントを彩る「木と音」のつながり
10月19日には、秋の恒例イベント「もくもくランド秋祭り」に参加されました。松浦さんが担当したのは木工体験コーナーで、スギで作った木とんぼの制作体験を提供。
当日は肌寒い一日だったようですが、たくさんの方が参加され、木のぬくもりを感じるひとときを提供できたようです。
体験コーナーからステージ発表を眺めていた松浦さんは、和太鼓、篠笛、よさこい道具の鳴子など、「木」を使った楽器や道具が奏でる、やわらかく温かい音に改めて気づきを得たそうです。初めて聴くメロディーでも自然に体がリズムを取り始めるのは、DNAに刻まれた「人と音のつながり」ではないか、という松浦さんの考察は、非常に興味深いですね。
誰も見たことがない未来へのミチ
来る11月9日(日)に開催される【令和7年度とよま文化祭】に向けて、松浦さんは現在、準備に大忙しです。
今回の出展テーマは「未来へのミチ」。
登米市でお馴染みの「木の名刺」にも使われる、間伐材を薄く加工した木材を活用し、「誰も見たことがない未知の作品」が未来につながる道の第一歩となるよう、試行錯誤されています。



文化祭では、以下の内容で出展されます。
- 木工ワークショップ:木の名刺にもピッタリな作品製作。
- 作品展示:新境地となる「木の切り絵」に挑戦。
- 木工縁日:夏休みのイベントで好評だった縁日コーナーも再登場予定。
「秋の日は釣瓶落とし」という言葉の通り、あっという間に文化祭当日を迎えそうですが、食欲の秋に蓄えた力をフル活用して、準備に励んでいらっしゃるようです。松浦さんの新しい挑戦が詰まった文化祭、今から当日が楽しみです!
最終回を迎えた広葉樹ビジネス講座での学びを、地域の文化やイベントでのアウトプットに繋げていく松浦さん。今後のご活躍にも、ぜひご期待ください!


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